2013年6月30日日曜日

帝王切開とは

帝王切開とは


帝王切開術とは、子宮壁を切開して胎児を娩出させる方法です。
私も調べるまで帝王切開は帝王切開という認識がなく術種があるということを知りませんでしたが帝王切開術には腹式帝王切開術と腟式帝王切開術というのがあるみたいです。現在行われている帝王切開術はほとんど腹式帝王切開術です。

妊娠中や分娩中にトラブルがあり、経膣分娩ができない時に帝王切開になります。最近ではリスクが高い妊婦さんが増え、お産の15~20%程度が帝王切開です。医療の進歩により帝王切開によりママが死亡するケースはほとんどありません。

過去には行われていた膣式帝王切開術とは


今はほとんど行われていないという腟式帝王切開術とは、目的として妊娠中期の人工妊娠中絶法として行われていたみたいです。ですが、現在では、安全な薬物投与による人工妊娠中絶法があるためほとんど行われることがないみたいです。

 

現在一般的にいわれる帝王切開術とは腹式帝王切開術のこと


一般に、帝王切開術というと、「腹式帝王切開術」を現在は指します。腹式帝王切開術は、腹部に皮膚切開を加えて行う帝王切開術式で、麻酔は通常、脊椎麻酔や硬膜外麻酔ですが、いわゆる下半身麻酔が多くママの意識はあるので、産声を聞いたり赤ちゃんを見たりすることができます。
様々なリスクが含んでいる場合、全身麻酔のこともあります。全身麻酔の場合は意識がないので産声は聞けません。

おなかを切開する方向は横切開する方法と縦に切開する方法があり、横切開は創部が目立ちませんが、術中の視野が狭いなどの短所があります。横切開は傷口が目立たないので、どちらかを選択できる場合に希望する人が多いですが、緊急時には縦切開のほうが視野が広くなるので緊急時は縦に切開します。

帝王切開術が選択される要因としては、以下が考えられます。

  • 母体側の影響

狭骨盤や児頭骨盤不均衡、切迫子宮破裂している状況、前回帝王切開での出産、経腟分娩に母体が耐えられない可能性がある場合などです。

常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)

 赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれてしまうと、大量に出血し危険なので、剥がれてしまった時は緊急に帝王切開になります。

軟産道強靭(なんさんどうきょうじん)

 産道が硬いままで十分開かず、長時間赤ちゃんが出てこられず危険な時は帝王切開になります。

 遷延分娩(せんえんぶんべん)

 微弱陣痛のまま十数時間お産が進まず危険な場合、帝王切開になります。破水してから長時間立っていると細菌に感染する事があるので、その場合も帝王切開になります。

  • 胎児側の適応

胎児仮死状態に至っていて緊急の場合、胎盤の異常が見受けられる場合(前置胎盤、常位胎盤早期剥離など)、胎位、胎勢の異常(骨盤位、横位、回旋異常など)などがありますが、これらの症状が重複している場合もあります。

赤ちゃんが仮死状態

分娩中に赤ちゃんが胎盤機能低下や臍帯巻絡等で、低酸素状態になり危険な場合帝王切開になります。

前置胎盤

胎盤位置が子宮口を塞いだり、またかかっている場合など産道を通ることができない場合
また前置胎盤による大量出血の可能性があるため帝王切開になります。

回旋異常

産道を通るとき赤ちゃんの回転がうまくいかず、引っかかってしまい長時間出てこられない時帝王切開になります。

このほかにも様々な理由で帝王切開になる事があります。緊急に帝王切開になる場合は、経膣分娩が危険と判断された場合で、お産が進んでいて経膣分娩ができそうな時は陣痛促進剤などの薬を使ったり、吸引や鉗子を試みます。

予定帝王切開になるケース



逆子 お尻から出てくる単殿位等は、経膣分娩でも出産可能な事があるみたいですが、膝から出てくる前膝位などの場合は、赤ちゃんに酸素を送るへその緒が、一番大きい頭と一緒に産道を出てくると、へその緒が圧迫されて赤ちゃんに栄養が行かなくなる危険性があり、とても危険なので帝王切開になります。

帝王切開になるかはママや赤ちゃんの状態、産院の方針等で決まります。最近では安全のためお尻から出てくる場合でも帝王切開になる事が多いです。

児童骨盤不均等

赤ちゃんの頭がママの骨盤より大きいために、産道で引っかかる可能性があるとき。経膣分娩ができるかできないかは、お産が始まってみないとわからないこともあるので、その場合は経膣分娩で出産を試みて赤ちゃんが出てこれない時に緊急帝王切開になる事もあります。

前置胎盤

前置胎盤とは子宮口に胎盤がある事いいます。普通、胎盤は子宮の上側にあり、赤ちゃんが生まれてから胎盤が出てくるのですが、胎盤が産道を塞いでしまい赤ちゃんが出てこられないので、帝王切開になります。 妊娠高血圧症候群 胎盤や赤ちゃんの状態が悪い場合、予定日前に帝王切開になる事もあります。 多胎妊娠 経膣分娩が可能な場合もありますが、ママや赤ちゃんの状態によって帝王切開になるります。

前置胎盤についての詳しい内容は こちら


その他にも様々な理由はあります。前回の出産が帝王切開の場合、帝王切開になる事が多いです。経膣分娩が可能と言われることもありますが、リスクがたかいので帝王切開になる病院が多いです。

帝王切開術のリスク


帝王切開術におけるリスクとしては、以下のようなものがあります。
まず多量出血が挙げられます。特に、既往帝王切開妊婦前置胎盤子宮筋腫合併DICを合併する常位胎盤早期剥離などでは、多量出血のリスクが予測されます。
また、子宮筋層切開した裂傷において、大量出血が起こることもあり、こうした出血が起こり、止血が難しい場合には、子宮全摘出が必要になることもあります。

さらに、子宮切開には子宮下部横切開法と体部縦切開法がありますが、通常、帝王切開は膀胱を剥離して子宮壁を切開する子宮下部横切開が選択されますが、子宮下部横切開の場合、膀胱損傷を生じる可能性もあります。特に、妊婦に開腹手術の既往や強い癒着がある場合が問題となります。また、腸管損傷も起こる可能性があります。


また、帝王切開後の既往がある場合、次に分娩を行うときに子宮破裂の危険性が高まります。子宮破裂の頻度は、既往の切開様式が子宮下部横切開の場合には0.2~2%,古典的縦切開の場合は4~8%と言われています。



手術である以上、やはりリスクもあります。こうしたリスクを医療側もしっかりと説明し、納得いただくことが必要であると思われます。


帝王切開術術後のリスク



帝王切開をして一番なりやすいのが血栓症です。
血栓症とは、エコノミー症候群と同じで、長時間同じ姿勢で座っていたり、体を動かさないでいると、血流が悪くなり、ふくらはぎなどの下肢に血の塊ができやすくなる症状のことです。

この血の塊が血管に詰まってしまったり、また流れたとしても肺に到達すると肺塞栓症になったり、
呼吸困難を起こし、最悪死に至ることもあります。

血栓症のリスクを高めるものに、腹部手術と妊娠が挙げられています。人間の体は出血をすると血液が固まろうとしますが、特に妊娠時は出産という大出血に耐えられるように、血液が固まりやすくなっているみたいで、もともと血栓ができやすい状態になっているそうです。

さらに帝王切開で出産すると、腹部手術なので術後に動けないため、自然分娩時よりも血栓症のリスクが高まるといわれています。しかしあらかじめわかっていることなので、予防することができま、手術前に弾性ストッキングを履き、フットポンプを着け、血液が循環する手助けなどを行ったりします。

また、動くことでも血栓症を予防できるので、早期離床として、術後数時間後からベッド上で体位を変えたり、ベッドを起こしたりして少しでも動いた方がいいみたいです。

肺塞栓症(肺動脈塞栓症)

肺塞栓症の発生率は、帝王切開後の発症は経腟分娩後の発症より5~10倍高いと言われています。妊娠・分娩時では、生理的に凝固能が亢進しており、妊娠子宮による血流の停滞、そして分娩時には静脈壁の損傷などが起こる可能性があり、深部静脈血栓が起こりやすくなっています。こうした血栓が肺動脈を閉塞し、肺塞栓症が起こります。

癒着

ここでいう癒着とは、手術で縫合した所の組織同士がくっついて傷が自然に治る(自然治癒力)時に、くっついて欲しくない部分までくっついてしまうことを指しています。

癒着することによって臓器がうまく機能しなくなることがあるみたいで注意が必要ですが、何も症状が起きなければ問題はないので特別に処置をする必要はないみたいです。

癒着のリスクとしては、

・下腹部痛

・癒着性の腸閉塞

・不妊症の原因になる

ということが挙げられます。

また、癒着していると次の手術の時に操作しづらいために、まずその癒着部分をはがす操作が必要になります。2人目を帝王切開で出産することになった場合、赤ちゃんをとりだすのに癒着部分が邪魔ならまずその癒着部分をはがさなくてはなりません。そうすることで手術操作が増え、出血量が増えてしまったり、癒着していた他の臓器に傷がつくなどして、術後の合併症のリスクが上がる可能性があります。

最近では予防として、縫合部分に癒着防止フィルムというものを使う病院などもあります。

深刻な癒着は個人差がありますので、一度の帝王切開でなる人もいれば、何回か帝王切開していても癒着が起こらない人もいます。

感染症

感染症とは、子宮や腹壁の縫合部分に細菌が侵入して、だいたい術後一週間くらいして傷が開いてしまう縫合不全を起こしたり、子宮の中に細菌が増えて子宮内膜症を引き起こすことです。

また子宮内膜症とは、子宮内膜やそれに似た組織が本来あるべき子宮の内側以外に発生して増殖する病気で、生理痛がひどくなったり、不妊の可能性が出てきてしまうものです。

感染症の予防として、術後に抗生物質の点滴をするので、ほとんど発症はしないようですが、出産時に破水してから時間が経ってしまい、子宮内感染を起こす可能性が高くなってしまった場合、またはすでに子宮内感染を起こしている場合だと、術後に感染症になる確率が上がってしまうこともあるみたいです。

さらに妊娠中毒症や切迫早産で塩酸リトドリンを長期に使用していた場合、肺水腫や弛緩出血などによる術後の出血、ほかにも産褥感染症、癒合不全による出血、イレウス(腸閉塞)などが起こる可能性があります。

VBAC(帝王切開後の経膣出産)について


帝王切開の場合、次の出産方法も帝王切開になる事が多いですが、期間を開けると経膣分娩も可能と言われています。しかし、それには子宮破裂というリスクが伴います。子宮破裂の確率は数値で見ると低く感じるかもしれませんが、ゼロではないことを理解したほうがいいです。

子宮破裂、主に帝王切開で出産した人で、二人目以降の出産時でのリスクになります。

一人目出産時に、帝王切開で子宮を切っていると、どうしてもその縫合部分が薄く、弱くなっています。そのために、妊娠して子宮が大きくなると前回の縫合部分も伸びてさらに薄くなるため、その状態で陣痛が起こると子宮破裂が起きやすくなってしまいます。
もし出産途中で子宮破裂を起こしてしまったら...。
赤ちゃんの命を失ったり、重い後遺症が残ってしまう可能性が高いみたいです。
さらに子宮破裂は突発的に起こることなので、出血多量を引き起こし、出血死のリスクが高くなります。また、母体の救命のために子宮摘出ということにもなりかねません。

VBACは危険が伴うので、受け入れる産院は少なく帝王切開になる事が多いようです。VBACの受け入れをしている産院でも、VBACをするためには条件をいくつかクリアしなければいけないみたいですが、その条件は産院ごとに違うので直接問い合わせて聞くほうがいいと思います。

最近では帝王切開で出産した後、次の子を自然分娩で産む人も増えてきているそうですが、子宮破裂はいつ起こるかわからないので、少しでもリスクを回避するためにも、帝王切開での出産を考えたほうがいいと思います。

もしどうしても自然分娩でという方は、前回の帝王切開での出産時に子宮を横切りしていることが大前提で、救急の対処ができる病院で先生と相談のうえで納得してからにしてくださいね。帝王切開後に経膣分娩をしたいと望むママは、リスクを必ず知ることが大事だと思います。リスクを知った上で医師と十分に話し合い、じっくり考えて決めましょう。

23週で出血、破水して1週間たって24週 入院8日目 MFICU

入院8日目の様子

今日でとりあえず1週間が経ちました。
当初の緊急入院という状況からとりあえずよく持ってくれたものだと思います。
まだまだいろんなリスクを抱えていて何が大丈夫とは言えない状況ですが今までのごく普通の生活がどれだけありがたかったのかということを身に染みています。

平凡な毎日が退屈だと感じることもありますが、やっぱり皆が健康で安心して生活が出来ることというのが一番の幸せなのかと考えさせられました。

今日も安定していました。正直いつどうなるかわかりませんが最低ラインは死守できているのかなぁという感じですが。

来週は、上の子たちの体力なども考えて病院へ通うのは平日は1、2回にしようかと考えています。この1週間こどもたちにとってもだいぶ疲れただろうなと反省しています。

今日の出来事

今日は朝から1週間分の食材調達、掃除をしました。本格的に家事をこなすということがどれだけ大変かということが身に染みてわかります。妻に感謝ですね。

食材についてですが何が安いのかまったくわかりません。特売と張られている商品を優先的に購入しましたが、結構な金額を使いました。単純に今日使った金額を考えるとやりくりできるのかちょっと不安になりました。

次の給料日まで極貧生活が到来する可能性が正直やばいです。

2013年6月29日土曜日

破水してから24週目までもった 入院7日目 MFICU

入院7日目の様子

今日もMFICU病棟で絶対安静という日々ですが安定しています。
とりあえず、明日は土曜日・・・もう今日ですね。
なので子供らも大丈夫だろうと思い、病院へ行ってきました。

妻も少しずつだが明るくなりつつあるように感じる。気を使わさないために無理しているのかもしれませんが、とりあえず安心しました。まぁあとは妻は暇だと言っていますが、仕方ないですよね。
なんか時間つぶせるものでも用意するか。

ただお腹の子のことはやはりまだどうなるかわからないし、これからどういう展開になるのかまったくわかりません・・・・とりあえず先生の言うことをきっちりと理解する必要があるし自分でも色々と調べていこうと考えています。正直子供を出産するということがここまで危険なものという認識が、私は低かったように思います。上2人も切迫流産で、安静にしないといけない期間が少しありましたが、それ以外は比較的順調に進んでいたように思います。

今回の前置胎盤ということも聞いた瞬間は”??”いまいち理解できなかったですが、調べれば調べるほどリスクが伴うものだということがわかり、またそこから色々なものもついて回るということで自分のあまりにも無知さ加減に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 
今日の出来事

どうも保育園で忘れ物をしたみたいです・・・とりあえず保育園には今の状況は理解してもらっているので、先生たちがカバーしてくれたみたいです。気を付けてたつもりですが子供たちにも先生たちにも申し訳なく思いました。これからまた注意していかないと・・・

今日はご飯を作ってなかったので夜は子供らと外食して帰りました。さすがに病院帰りなんでお腹すいたばっかり連呼してもしたがファミレスに行きドリンクバーで『きゃっきゃ』喜んでくれました。

安いもんだぁ・・・・

あとは好きなもの食べて満足してくれたかな?

明日は朝から1週間分の食材調達、掃除をしなければ・・・・

2013年6月28日金曜日

前置胎盤・低置胎盤とは

前置胎盤とは

通常、胎盤は子宮の上部に位置し、子宮口から離れた場所に胎盤が形成されます。この胎盤の位置が子宮口をふさぐ場所にできていることを前置胎盤といい、妊娠期間においても、出産時においても様々なリスクがついて回ります。
前置胎盤は、自覚症状があるものではなく、いきなり大量に出血するケースもあり母体の生命に危険が及ぶ場合もあります。また早産になってしまう場合も多く、母児双方にとってきわめてハイリスクな妊娠ということができます。

前置胎盤でも子宮口をどの程度ふさいでいるかによってよび方が三つに分けられ、またさまざまなリスク度合いも変わってくるようです。
  • 全前置胎盤とは
胎盤が子宮口を完全にふさぎ、通常のお産は無理で、帝王切開での出産になります。
  • 一部前置胎盤とは
胎盤が子宮口の一部をふさいでいる状態の事を指します。子宮口を塞いでいる範囲にもよりますが、母体・胎児の安全面などを考えると基本的には帝王切開での出産になるケースがほとんどになるみたいです。
  • 辺縁前置胎盤とは
胎盤の下縁が子宮口に少しかかっている状態のもの。 一部前置胎盤よりかは軽度の状態ではあるが、子宮口の近くということもあり、リスクは変わらず。 安全に出産するために、帝王切開での出産と判断されることがほとんどです。

低置胎盤とは



胎盤が子宮口にかかってはいないけれど、通常より低い(子宮口に近い)位置にあるものを低置胎盤といいます。前置胎盤よりかはましな症状といえますが、胎盤位置によっては同じようにリスクが伴う場合もあり、帝王切開によるお産になる可能性もあります。

 

前置胎盤・低置胎盤の診断時期


妊娠20週前後で初めて聞かされるかもしれませんが、この時期での診断はまだ不確定の要素が強いみたいです。ただし、前置胎盤・低置胎盤の診断は妊娠後期にならないと正確には分からないみたいです。といいますのも、早い段階で胎盤が下の方に位置していても子宮が大きくなるにつれて胎盤が上がっていく可能性が高いからです。

 

前置胎盤と診断されたとしても


妊娠30週以前に前置胎盤と診断された場合でも、実際に出産する時まで前置胎盤のままであるのは、5%に過ぎないみたいで、30週以前に診断されたとしても95%の人は治る可能性が高いということです。妊娠30週までに子宮下部がほぼ形成されるため妊娠30週以降に前置胎盤である場合は分娩時も前置胎盤である可能性が高く、注意が必要です。

前置胎盤の発生確率


 前置胎盤の頻度は1990年からのデータを見る限り、全体の1%以下です。妊娠時の年齢なども影響するみたいですが、統計上のデータではその他で帝王切開の経験者・人口流産の経験者が前置胎盤になる可能性は比較的高い数値を表しているみたいです。

 

前置胎盤になる原因


前置胎盤になる原因、つまりなぜ受精卵が子宮の下部に着床してしまうのか、ということについては明らかになっていません。

前置胎盤・低置胎盤のリスク


輸血が必要になるほどの大量出血の可能性


前置胎盤の危険性は、出産前は子宮収縮などにより、胎盤がはがれることで出血を起こすという点ですが、出産時にも他の出産に比べ危険な面があります。
前置胎盤による出血は、自覚するほどの子宮収縮(お腹の張り)がないうちに起こることが多く、痛みを感じることも少ないみたいで、妊娠中期までは無症状に経過し妊娠中期の後半以降になってはじめて出血することが多いです。
最初の出血自体はごく少量がでて収まりということを繰り返し、突然大量の出血を伴うことが多いみたいです。また分娩が近づいて、子宮が収縮したり(お腹が張る・陣痛)、子宮口が開いてくると、大量に出血してしまうことになり、一旦大量に出血すると止血しにくく、帝王切開によって分娩せざるをえなくなってしまいます。
子宮は出産し、胎盤がはがれるのを合図に収縮しますが収縮するというのは、単純に大きさが変わるだけではなく、組織が縮むことで胎盤が剥がれた後の傷がふさがるわけです。
より収縮度が高い奥の部分(子宮口付近ではなく)の方が出血は少なく済みますが、子宮口の近くはそれほど収縮しないために、なかなか出血が治まらない為大量出血する可能性があります。
また、同じ前置胎盤でも、胎盤の付き方で危険度がより増す場合があるみたいです。

癒着胎盤の併発の可能性


また、前置胎盤では癒着胎盤の危険性も高いみたいで、これは子宮下部は胎盤が発育するのに十分な環境が整っていないためで、前置胎盤と診断された方の癒着胎盤の可能性は5%~10%という報告もあります。(報告事例では高い目の数字かもしれません。1%以下というデータもあります。)

出血に伴う早産のリスク

 
管理入院が始まる週数にもよりますが、統計上入院してから2週間以内での帝王切開による出産が可能性が高く前置胎盤のみ破水や、出血がない場合では30週前後からの管理入院が必要になる可能性が高いみたいです。
下は前置胎盤と診断された方の週数による出産率です。
32週~33週での出産:10%
34週~35週での出産:15%
36週目での出産:10%
ほかの週数では10%以下での出産になっていますが、管理入院となってから2週間以内という統計の中で、24週目のみ違うデータとなっていました。
その内容は24週目などでの出血などの場合、約40%がその時点での出産を余儀なくされています
また、早産により未熟児として生まれてきた子供達は、NICU(新生児集中治療室)での治療が行われていく事になります。
 

前置胎盤・低置胎盤と診断されたら


妊娠中期に前置胎盤と診断されても妊娠後期までに胎盤の位置が変わり、正常と呼べる場所まで胎盤の位置が変わることも多く、前置胎盤による大量出血も妊娠30週以前では少ないということもあり、妊娠30週までは自宅安静で外来診察により定期的に超音波検査をするというのが一般的みたいですが、前置胎盤と診断されたら安静にし、出血を起こさないようにできる限り予定日の近くまで赤ちゃんをお腹に入れておけるようにすることが大切になります。

妊娠30週を過ぎても胎盤の位置が改善されず、前置胎盤である場合は母児の経過をみながら入院安静の必要性を判断することになります。 前置胎盤の場合はほとんどが帝王切開になります。

低置胎盤の場合は、その胎盤の位置によって経膣分娩が可能なケースもあるみたいで分娩時の状態に応じて判断することになります。
しかし既に出血してしまっている場合については、出血がそれほど大量でない場合は、投薬を試みながら胎児の成長を待ち、胎児のリスクを少しでも軽減できるような処置が行われていきます。
出血がないか、あっても少量のケースでは、安静にして妊娠37週(正期産)まで待機しその後はなるべく早く帝王切開術にて分娩するようにします。
基本的には出血の程度と胎児の状態ををみて対応しますが、母体の生死にかかわるような大出血がある場合には胎児の成長度合いにかかわらず帝王切開で分娩しなくてはなりません。

23週目に破水し、何とか持ちこたえて24週目に突入 入院6日目 MFICU

入院6日目の様子

今日もMFICU病棟で絶対安静という日々。妻、おなかの子供も安定している。
入院した当初は何日持つかわからないといわれた状態だったがもう6日目、24週目に突入できた。
このままいつまでもってくれるのかと少し期待に変わってきている。だが、おなかの子は少し小さいらしく、特に気にするほどでもないみたいだけど、言われると気になります。

羊水が少ないからっていう影響があるのかなぁ・・・・
 
今日も病院迄いってきた。

妻は、子供たちが疲れていないか心配していた。
ここ毎日、保育園終わってから病院へと通い詰めていたから確かに疲れていると思う。
妻に『毎日来なくても大丈夫だよ』ということを言われた。私は『2,3日おきに病院へ通うかどうか考えるわ』と、返答したが・・・・

確かに家に帰ってきてなんだかんだやって22時は確実に回ってしまう。
明日は病院に通うのはお休みにしようかまだ悩み中です。

今日の出来事

保育園からのお便りなどをもらってきた。いつもは目を通さないわけではないけれど、ところどころしか目に留まらずほとんどのことは妻にまかせてばかりいたから改めて目を通すと結構いろいろなことが書いてある。

持ち物だとか、次の行事のことなど書かれており、記憶しておくのが結構大変と感じます。
忘れ物なんかをした日には絶対子供らは泣くやろうし・・・・
ちゃんと注意しないといけないと感じた日でした。

相変わらずごはんは何とか準備できているが、洗濯物がほんとに大変です。さすがに外に干しっぱなしだと、突然の雨とかに対応できないんでずっと部屋干しになってしまっていて、部屋中に洗濯物がつってある状態になってしまっている。

毎日をちゃんとこなさないと大変なことになりますね・・・・

これが春先とかだともっとたいへんなんだろうか・・・・

2013年6月27日木曜日

出血はとまり、安静状態が続く日々 入院5日目 MFICU

入院5日目の様子

MFICU病棟で、絶対安静という日々は続き動く事はできないが、妻、おなかの子供も安定している。出血は止まり、一時の危険性はきえたみたいで、少し安心できた。
今日も保育園にお迎えに行き、病院迄車を走らせた途中渋滞がひどく面会時間ギリギリだった。

MFICUでの入院なので今日も子供たちは妻に会うことはできないので控室で待ってもらったが、最近は絵本など持ち込み暇な時間の過ごし方を工夫しだした。まだ姉弟だからよかったが、1人だとさすがに待ってもらうことも厳しかったかもしれない。いろいろなめぐりあわせに感謝しなければいけないのかなと考えている。ただまだまだ、一般病棟への道のりは遠いかもしれません。
早く一般病棟へ移れたら子供達も妻に会えるので、喜んでくれる事が楽しみだ。

今日の出来事


やっぱり先生方が聞いてきた。
保育園では、送り迎えしている理由について何も言わなかったので当然か。今の現状を話したらやっぱり心配されてしまった。
先生達も子供らに聞いてたみたいなんですが、はっきり答えなくて気になっていたみたいです。
とりあえずいろいろな方に気にかけていただき、本当に感謝しなければならないと思う今日この頃です。仕事に関しても、快く送り出してくれる皆様にはいつかお返しできるように頑張らなければいかないと考えています。
話題変わって、ご飯ネタですが料理が結構楽しくはまっています。後片付けとかはめんどくさいが、基本夜中に下準備はすべて済ませるんですが、時間はかかってしまいますがいろいろ試したいと思う部分があり、眠気なども吹っ飛びます。

ただ洗濯物がめんどくさい・・・・ そうじもしなきゃ・・・・

2013年6月26日水曜日

何とか持ちこたえているが・・・ 入院4日目 MFICU

入院4日目の様子

今日もMFICU病棟で、今日も絶対安静ということで動く事はできないが、妻、おなかの子供は安定している。
 
今日も保育園にお迎えに行き、病院迄車を走らせた。

MFICUでの入院なので今日も子供たちは妻に会うことはできないので控室で待ってもらった。
おなかの子はしっかり羊水をのみ、おしっこをしているみたいだ、羊水の量は少ないままだがこれが少し持ち直してくると、一般病棟へ移れる可能性があるみたいです。
ただ、まだ出血は少量であるがあるみたいで、まだ安心はできない。
一般病棟へ移れたら子供たちは妻に会えるので、長引きそうな入院ではありがたいことだと思った。無理はできないので、ずっと寝た状態かもしれないが、会えるだけでも子供たちは喜んでくれるかと思う。

 今日の出来事


保育園では先生方の間で私が、送り迎えしていることに何らしかの異変に気づきつつあるような感じがある。ただ、現状では具体的なこというと逆に気を遣わせてしまうかもしれないので、落ち着いてから、話そうかと思っています。
何でもかんでもおしゃべりする子供たちが何も言わないのは、やっぱりピリピリした空気が出てしまっているのかな。少し申し訳ないと思い反省しようと思う。
話題変わって、ごはんについてですが、私の作ったご飯をおいしい、おいしいと食べてくれる。
けっこううれしいもんですね。お世辞かもしれませんが・・・・・不思議なもので、自分がごはんを作っていると食べる量も少し減ってきた感じがする。
作っている最中の匂いとかで、食欲が満たされるんでしょうか?
少しおなか周りの肉が気になりだしていたからある意味ポジティブに物事を考えられる。






 

2013年6月25日火曜日

止まらない出血 MFICU 入院3日目

入院3日目の様子

MFICU病棟で、今日も絶対安静ということで動く事はできないが、妻は安定しており、おなかの子供も安定しているみたいだったが、出血がまだ続いているみたいだった。
前置胎盤というリスク等を考えると、不安なことばかり考えてしまう。
 

今日も保育園にお迎えに行き、その足で病院迄車を走らせた。

相変わらず子供たちは妻に会うことはできないので控室で待ってもらい、私は妻に会いに病室へと入った。当初言われた『1日持つかどうかわからない』といわれていた事に対してだが、比較的落ち着いているので、行けるところまでお腹の子供を母体で成長させてあげましょうという方針になったらしい。助かる確率が高くなるならとてもうれしく思えた。

 今日の出来事


病院の帰り、ずっとコンビニ弁当続きで子供たちには申し訳ないと思っていた。
明日からは少しでも手作りにしないと、栄養が偏るのもダメだと思ったのと、これから病院から帰ってからはごはんを作る時間がないし、前日に次の日のご飯を準備しておかなければいけないと思い、今日は妻が入院してから、初めてごはんを作った。
妻が作る料理は基本的に作らないようにしようと思う。理由は比較されるのが嫌というのがあるが、今まで子供たちが食べたことないメニューを作ってあげたいとう気持ちがあるのと、今はレシピなどインターネットで豊富にあるから、自分が作ってみたいというのもあった。
料理は今までも何度もしていたから、作り方が分からないとかはないが、要領が悪く時間がやっぱりかかってしまう。時間がかかってしまうから、自分の事はとりあえずおいておいて子供たちの事を優先してやらないといけないから妻の日々の労働を考えると、感謝しなければいけないなと思った。

今日は朝からばたばたとずっとしていたように思う。






 

2013年6月24日月曜日

MFICUでの生活 入院2日目

入院2日目の様子


昨日と変わらず絶対安静ということで動く事はできないが、妻は安定している。

昨日はもう着の身着のままであまりにもドタバタし、一切準備などできていなかったため、午前中は入院で必要な買い物に出かけ、午後から子供たちとまた病院へと向かったが、今日もMFICUの病室の為、子供らは妻に会う事はできなかった。

家族控え室で保育園児2人がじっと待っている姿を見ると成長したんだなと思う反面、我慢させてしまっているということに申し訳ないと思う気持ちになってしまった。
特に1番上の子は下の子の面倒をとてもよく見てくれ、私自身も助かっている。

これからの事


上の子供ら2人は保育園に通っているからなんとか仕事はこなせる状況だが、これからの事を考えるといろんな不安が出てくる。

とりあえずこの場では弱音をはくつもりはないが、私の仕事は朝は普通の時間に出勤なので問題ないが、夜は遅く早くに家に帰る事などあまりなく、今迄、家事などほとんど妻がしており子供の面倒から何から全てこなせるのか正直不安だ。

仕事も定時の時間にあがったとしても保育園のお迎えの時間に間にあわず、これから毎日、早退しなければならず、会社の理解は頂けているが仕事を毎日途中で切り上げなければならない事に申し訳なく思う。
ただ唯一の救いは幼稚園ではなく保育園に入る事ができてた事だろうか。

幼稚園では間違いなく生活面で回らなくなってしまっていたはず。

保育園での準備物等全く分からなく、また何をどこにおいてるとかもほとんど把握できていなかった。ただお姉ちゃんがいろいろとわかっており、私に教えてくれてたりしてくれた。


2013年6月23日日曜日

23周目は出産できるぎりぎりのライン

22週目の出産はあかちゃんの命にかなりシビアにならないといけないと言われています。24週目以降、体重500gを超えれば生存率は比較的高いみたいですが様々な器官がこれから成長していく時期のため様々な障害を持つ可能性が高いと言われています。


超未熟児22週目と23週目の命のボーダーライン 総合病院についてから


総合病院についてから私はさらに何もできることがなくなった。
妻は診察を受けるためどこかに連れて行かれ、私と残された子供2人は親族用の待合室へと通された。
2時間くらいまっただろうか、その間そわそわして何もない待合室で落ち着かない状況だった。
聞きたいことがいろいろありすぎて頭の中で整理していたが気が動揺して違うこと考えては、先生に聞きたいことを考えてはと頭の中は全く整理できずにいた。正直どういう結果になろうともそのことを受け入れ妻を支える事ができるのかなどばかり考えていたかもしれない。あと生まれてくる子供が障害を持って生まれてくるのかどうかの心配ばかりしてた。

医師の説明があった


『現状の状況は落ち着いているためぎりぎりまで母体の中に残してあげる方向性を示された。この週数の子供はまだ呼吸器官が出来上がっている可能性が低いので、取り出しても生存できる可能性は低いと、一日でも長く母体の中で成長させてあげるのがベストだ』と言われた。また呼吸器官の成長を促すために、『投薬を行い、お腹の中の子供の肺の成長を促進させていくことを行うが、羊水もかなり少なく、また前置胎盤というリスクなども考ると母体に危険が及ぶ可能性があることから見切りは必要になり、1日もつかどうかもわからない』と言われました。

私がいっぱいいっぱいの中で唯一質問できたこと


妻が安定していることにはホッとできたが、いっぱいいっぱいの中で唯一質問できたことは子供がもつリスクについてはどうなのかとういうことだった。
ただその返答はなく、ただ今は命を救うことを重点に置いている。リスクについては様々なことがあり、簡単に説明できないといわれた。

かかりつけの産婦人科の先生に言われたこと


とりあえず、この病院の先生にお願いするしかない。今までの経過などはきちんと引き継ぎをしました。私の予想とは違った結果で私自身も少し安堵できています。まだ母体の中で過ごすことが出来るというのはあかちゃんにとってこれ以上のないことだから、信じましょうと。
ここまで一緒に来てくれて、少し申し訳なさそうにいう産婦人科の先生を見るとありがとうございますの一言以外、何も言えなかった。

母体集中治療室:MFICU


とりあえずひととおりの処置が終わり、面会できますということを言われたが、連れてきた子供たちは入ることが出来ず、少し離れた家族控室で待たさなくてはならなかった。
子供たちは母親に会えないことが当たり前のように理解できず、納得できていなかったが、とりあえずその部屋に残し私は、母体集中治療室:MFICUの病室へと通された。
少し疲れた表情の妻をみた。点滴をつながれ、動くことも許されていない為、尿道から管を通されていた。

妻はまだ子供が生きていることに安堵している様子だった。ただ同じく今生まれてきた時の事をずっと心配している感じだった。とりあえず今はおなかに負担をかけないように、動かないようにとの病院の指示に従っていた。

医師、看護師からの入院の説明


入院するにあたり、様々なリスクを理解し、サインをしなければならなかった。
まず妻のことから前置胎盤という状況のリスク、それに伴う帝王切開での同意書、帝王切開を行った時のリスク、輸血に関する同意書、リスク。

あと子供についての今の現状と、可能な限り母体内で成長してもらうということだった。

妻をおいて家に帰る。


しばらく病院内で過ごし、上の子供たちも待っているだけで何もすることがなく、疲れ始めてきており、家に帰ることにした。病院内のコンビニで夜ご飯を3人で食べてから今まで、外出する時といえばほとんどが車の移動だったので、久しぶりに乗った電車に少し興奮しつつ、かかりつけの病院まで車を取りに行き家へとその日は帰った。

2013年6月22日土曜日

23週目にて破水 いつもの幸せから一転

妻が入院しました。


妻が入院しました、原因は病気ではありません。
妻と、お腹の中の子どもが危険な状態になったためです。
全前置胎盤と診断されている中で、2度にわたり出血の為、入退院していましたが、ここ2ヶ月ほどは安定していましたが、妊娠23週目破水してしまい、絶対安静が必要になり、緊急入院という形になりました。
 
おなかの中にいるこ子供含めて、家族全員5人で家の近くにお出かけていました。出かけている先で破水し、かかりつけの病院まで直ぐに向かったんですが、頭がパニックの状態になり落ち着かなければいけないのはわかってはいたんですが恐怖というんでしょうか、生きた心地が全くしませんでした。
途中の道中の事は細かく覚えていないんですが、妻は覚悟していたのかわかりませんが、『もうだめかもしれない』など言ったりしている中で、また破水が起こった状況の事を産婦人科に連絡し、救急の対応をお願いしていました。子供たちが心配そうな面持ちで妻を見て、普段はふざけてばかりの子供たちが言葉を発さずずっと黙ってしまい、そんな中で私は何も言ってあげることが出来ませんでした。

今回は何の前触れもなく起こったことではなく、2か月前、3ヵ月前にも切迫流産になり1週間の入院を2回ほど繰り返していましたがここ最近は安定している事に安心してしまっていた事に私自身後悔し、何とも言えない恐怖感と信号待ちにあった時にイライラし、自分の無力さや、救急に連絡したほうがよかったのかなど頭の中でぐるぐるとずっと考えているなか、ようやくかかりつけの産婦人科につくことが出来ました。

産婦人科に着いてから


産婦人科に到着したらあらかじめ電話にて連絡したことにより看護師さんが待っていてくれ妻はすぐに処置室に通されました。
診察は10分ほどで終わり、医師からの説明がありました。
『間違いなく、破水してしまっています。子供は生きていますが、今の羊水の量ではしょうじきしんどくなると思われます。また前置胎盤のリスクなども考えると、直ぐに帝王切開で取り出してあげないといけない状況ですが、この子の今の週数では私の病院で診ることはできません。また正直、体の組織など十分に出来上がっていないため、最悪の場合も覚悟しておいてください。病院の方は今から私の方であたりますので…』と言われました。
覚悟しなければいけないことはわかっているけれどその言葉を受け止めるだけで私は精一杯でした。ただ自分が冷静さを失ってはいけないと思い、感情を顔に出さないように努めていたかもしれません。
 

大きな障害


産婦人科の先生が妻とお腹の中の子供をみてくれる病院をあたってくれたんですが、さすがに今の週数で受け入れることができる病院は限られているみたいでした。
ひとつ目の病院はまだ家から比較的近いところだったんですが断わられてしまったみたいです。満床だったのかもしれませんが、理由はわかりません。
ただ産婦人科の先生も少しイライラしていたことが気になりました。
ニュースで見た病院のたらい回しっていうやつか…と。
そういうやり取りが横で聞こえてくるのもとてもつらい感じでした。
ですがふたつ目の病院が受け入れてくれることになり、少し遠くなってしまいましたが、そちらの病院にお世話になる事が決まり、それで少し落ち着く事はできましたが、生まれてくる子供が今どういう状況なのかわからないため恐怖感はなくなることはありませんでした。
救急車が到着し、受け入れてくれる総合病院へと向かうために、産婦人科の先生、そして子供たちと救急車に乗り込みました。

初めて、救急車に乗りましたが、たった30分の時間がとてつもなく長い時間に思えました。