29週での出産 1,000g以下の超低出生体重児の記録 生後2日目
超低出生体重児として生まれ、出生時に様々なリスクを説明されました。
説明されたものを列挙します。
- 早産時であるということ
- 超低出生体重児であるということ
- 早期破水による肺の低位形成の疑い
また出生時に気になっていた脚の変形についてですが、
- 右膝関節脱臼の疑い
他に早産児、低出生体重児の特有のリスクとして
- 貧血
- 動脈管開存症
- 脳室内出血、出血傾向
- 低ガンマグロブリン血症、低蛋白血症
- 呼吸窮迫症候群
- 未熟児網膜症
1時間足らずの説明の中で、この症状の羅列を説明されたのですが、ほとんど理解できませんでした。またこの1週間は予断を許さない状況で、何が起こるかは先生たちにとっても言い切ることができないみたいで、口を濁されるばかりでした。
責任問題などもあるため、気軽に説明できないということはわかるのですが、なんとも心苦しい感じです。
管理体制として
- 保育器での管理
- 呼吸・脈拍・血圧などのモニター管理
- 人工呼吸器の使用
- 酸素濃度
- 点滴、薬液投与
が行われていきます。
退院の目安として
- 赤ちゃんの体重が2200gを超えること
- 状態が安定していること
面会時間などの制限があり、基本的に午前中は面会できない状態になっています。
時間外の面会は父、母であれば可能な限り対応しますとの言葉をいただきました。
私は、色々説明されたことを頭に、生まれたわが子と面会しましたが、なんともいえませんが、強くならなければいけないと覚悟しました。そのため、普通に朝から仕事へと向かったのですが、午前中に病院から連連絡がありました。
緊急で輸血が必要になり、確認の電話を入れてこられたみたいです。輸血することは問題ないかということですが、輸血しなければいけない状況がなんなのかがわかりませんでした。
話を聞くと黄疸の数値がかなり高くなっており、交換輸血を実施しなければ脳に障害が残る可能性が高いといわれました。
承諾の旨を電話で伝え、私は仕事をおいてすぐに病院へと向かいました。
まだ午前中で、面会できない時間ですが、快く受け入れてくれ、知識のない私に看護師さんが説明してくださいました。実は、生まれてからまもなく黄疸の数値が上がっていっていたんですが、光線療法で対応していたみたいなんですが、それでも限界になり交換輸血が必要になったといわれました。私がついたときは、まだ血液が到着していかったらしく、準備している段階でした。
そのためいったんその場を離れ妻のいる病棟へと向かいました。
妻は子供の名前を本を見ながら考えていましたが、私の顔を見た瞬間に子供の何かがあったと推測したんでしょうか、涙を流しだしてしまいました。状況を説明すると今すぐ子供にあいたいといわれ、看護師さんに交渉しました。
もともと夕方には会う予定だったんですが、帝王切開後で、車椅子での移動になるため人手がいるにもかかわらず、病棟と、病棟が連携して、面会を快諾していただけました。
妻が子供にあったのは、出産直後以降で初めてで、どういう状況で入院しているのかを私に必死に聞いてきました。私は、みたまんまを説明し、面会に向かいました。
車椅子のため、一般の見舞いにこられた方のルートではなく、患者が通るルートで案内されました。保育器の中で、人口呼吸器をつけ必死に生きる子供に妻はまた涙し、子供に謝っていました。
ちょうど交換輸血が始まるところで、私たちは処置しているのをみながらまた説明を聞いていました。交換輸血すれば、黄疸の値は下がるので経過を見ましょうと説明を受け。
また、何かあったときは先に妻へ連絡を入れてくださいとお願いをしました。
帰り道、本当になにもないんですが、涙が止まりませんでした。
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