2013年6月23日日曜日

23周目は出産できるぎりぎりのライン

22週目の出産はあかちゃんの命にかなりシビアにならないといけないと言われています。24週目以降、体重500gを超えれば生存率は比較的高いみたいですが様々な器官がこれから成長していく時期のため様々な障害を持つ可能性が高いと言われています。


超未熟児22週目と23週目の命のボーダーライン 総合病院についてから


総合病院についてから私はさらに何もできることがなくなった。
妻は診察を受けるためどこかに連れて行かれ、私と残された子供2人は親族用の待合室へと通された。
2時間くらいまっただろうか、その間そわそわして何もない待合室で落ち着かない状況だった。
聞きたいことがいろいろありすぎて頭の中で整理していたが気が動揺して違うこと考えては、先生に聞きたいことを考えてはと頭の中は全く整理できずにいた。正直どういう結果になろうともそのことを受け入れ妻を支える事ができるのかなどばかり考えていたかもしれない。あと生まれてくる子供が障害を持って生まれてくるのかどうかの心配ばかりしてた。

医師の説明があった


『現状の状況は落ち着いているためぎりぎりまで母体の中に残してあげる方向性を示された。この週数の子供はまだ呼吸器官が出来上がっている可能性が低いので、取り出しても生存できる可能性は低いと、一日でも長く母体の中で成長させてあげるのがベストだ』と言われた。また呼吸器官の成長を促すために、『投薬を行い、お腹の中の子供の肺の成長を促進させていくことを行うが、羊水もかなり少なく、また前置胎盤というリスクなども考ると母体に危険が及ぶ可能性があることから見切りは必要になり、1日もつかどうかもわからない』と言われました。

私がいっぱいいっぱいの中で唯一質問できたこと


妻が安定していることにはホッとできたが、いっぱいいっぱいの中で唯一質問できたことは子供がもつリスクについてはどうなのかとういうことだった。
ただその返答はなく、ただ今は命を救うことを重点に置いている。リスクについては様々なことがあり、簡単に説明できないといわれた。

かかりつけの産婦人科の先生に言われたこと


とりあえず、この病院の先生にお願いするしかない。今までの経過などはきちんと引き継ぎをしました。私の予想とは違った結果で私自身も少し安堵できています。まだ母体の中で過ごすことが出来るというのはあかちゃんにとってこれ以上のないことだから、信じましょうと。
ここまで一緒に来てくれて、少し申し訳なさそうにいう産婦人科の先生を見るとありがとうございますの一言以外、何も言えなかった。

母体集中治療室:MFICU


とりあえずひととおりの処置が終わり、面会できますということを言われたが、連れてきた子供たちは入ることが出来ず、少し離れた家族控室で待たさなくてはならなかった。
子供たちは母親に会えないことが当たり前のように理解できず、納得できていなかったが、とりあえずその部屋に残し私は、母体集中治療室:MFICUの病室へと通された。
少し疲れた表情の妻をみた。点滴をつながれ、動くことも許されていない為、尿道から管を通されていた。

妻はまだ子供が生きていることに安堵している様子だった。ただ同じく今生まれてきた時の事をずっと心配している感じだった。とりあえず今はおなかに負担をかけないように、動かないようにとの病院の指示に従っていた。

医師、看護師からの入院の説明


入院するにあたり、様々なリスクを理解し、サインをしなければならなかった。
まず妻のことから前置胎盤という状況のリスク、それに伴う帝王切開での同意書、帝王切開を行った時のリスク、輸血に関する同意書、リスク。

あと子供についての今の現状と、可能な限り母体内で成長してもらうということだった。

妻をおいて家に帰る。


しばらく病院内で過ごし、上の子供たちも待っているだけで何もすることがなく、疲れ始めてきており、家に帰ることにした。病院内のコンビニで夜ご飯を3人で食べてから今まで、外出する時といえばほとんどが車の移動だったので、久しぶりに乗った電車に少し興奮しつつ、かかりつけの病院まで車を取りに行き家へとその日は帰った。

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