2013年6月22日土曜日

23週目にて破水 いつもの幸せから一転

妻が入院しました。


妻が入院しました、原因は病気ではありません。
妻と、お腹の中の子どもが危険な状態になったためです。
全前置胎盤と診断されている中で、2度にわたり出血の為、入退院していましたが、ここ2ヶ月ほどは安定していましたが、妊娠23週目破水してしまい、絶対安静が必要になり、緊急入院という形になりました。
 
おなかの中にいるこ子供含めて、家族全員5人で家の近くにお出かけていました。出かけている先で破水し、かかりつけの病院まで直ぐに向かったんですが、頭がパニックの状態になり落ち着かなければいけないのはわかってはいたんですが恐怖というんでしょうか、生きた心地が全くしませんでした。
途中の道中の事は細かく覚えていないんですが、妻は覚悟していたのかわかりませんが、『もうだめかもしれない』など言ったりしている中で、また破水が起こった状況の事を産婦人科に連絡し、救急の対応をお願いしていました。子供たちが心配そうな面持ちで妻を見て、普段はふざけてばかりの子供たちが言葉を発さずずっと黙ってしまい、そんな中で私は何も言ってあげることが出来ませんでした。

今回は何の前触れもなく起こったことではなく、2か月前、3ヵ月前にも切迫流産になり1週間の入院を2回ほど繰り返していましたがここ最近は安定している事に安心してしまっていた事に私自身後悔し、何とも言えない恐怖感と信号待ちにあった時にイライラし、自分の無力さや、救急に連絡したほうがよかったのかなど頭の中でぐるぐるとずっと考えているなか、ようやくかかりつけの産婦人科につくことが出来ました。

産婦人科に着いてから


産婦人科に到着したらあらかじめ電話にて連絡したことにより看護師さんが待っていてくれ妻はすぐに処置室に通されました。
診察は10分ほどで終わり、医師からの説明がありました。
『間違いなく、破水してしまっています。子供は生きていますが、今の羊水の量ではしょうじきしんどくなると思われます。また前置胎盤のリスクなども考えると、直ぐに帝王切開で取り出してあげないといけない状況ですが、この子の今の週数では私の病院で診ることはできません。また正直、体の組織など十分に出来上がっていないため、最悪の場合も覚悟しておいてください。病院の方は今から私の方であたりますので…』と言われました。
覚悟しなければいけないことはわかっているけれどその言葉を受け止めるだけで私は精一杯でした。ただ自分が冷静さを失ってはいけないと思い、感情を顔に出さないように努めていたかもしれません。
 

大きな障害


産婦人科の先生が妻とお腹の中の子供をみてくれる病院をあたってくれたんですが、さすがに今の週数で受け入れることができる病院は限られているみたいでした。
ひとつ目の病院はまだ家から比較的近いところだったんですが断わられてしまったみたいです。満床だったのかもしれませんが、理由はわかりません。
ただ産婦人科の先生も少しイライラしていたことが気になりました。
ニュースで見た病院のたらい回しっていうやつか…と。
そういうやり取りが横で聞こえてくるのもとてもつらい感じでした。
ですがふたつ目の病院が受け入れてくれることになり、少し遠くなってしまいましたが、そちらの病院にお世話になる事が決まり、それで少し落ち着く事はできましたが、生まれてくる子供が今どういう状況なのかわからないため恐怖感はなくなることはありませんでした。
救急車が到着し、受け入れてくれる総合病院へと向かうために、産婦人科の先生、そして子供たちと救急車に乗り込みました。

初めて、救急車に乗りましたが、たった30分の時間がとてつもなく長い時間に思えました。








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