2013年8月24日土曜日

1000g、慢性的な肺疾患だが生きる力を感じた日 NICU 26日目

29週での出産 1,000g以下の超低出生体重児の記録 生後26日目


今日も安定していました。酸素濃度は変わらずで25%でしたが、アラームがなる回数がまた少し減ったような気がします。

今日はいろいろなことがありました。この子が生まれてきてこの26日間、不安なこともある中で、嬉しいこともありました。先日、カンガルーケアをはじめて行うことを書きましたが、本日妻がカンガルーケアを行いました。

30分足らずの時間だったようですが、呼吸も安定していて、すやすや気持ちよさそうに寝ていたようです。やっぱり母親のぬくもりは落ち着くんでしょうか。体重も、少し増えた1083gですが、妻が思っていたよりも重く感じたらしく、この小さな体でも、改めてしっかりと生きていることを実感したようです。

ミルクは変わらず、13ccの12回飲んでいるようです。

今日はじめて上の子供たち、お兄ちゃん、お姉ちゃんと窓越し、保育器越しですが対面することができました。保育園に通っているのであかちゃんは見慣れているんですが、やっぱり1000gとなると子供たちが想像していたよりもはるかに小さく感じたんでしょうか、少し驚き、興奮しつつも、やっと会うことができた新しい家族にとても嬉しそうでした。
少し、声がもれて聞こえてくる兄弟の声に、反応して目を開いたときには、なんともいえない嬉しい感情がでてきて感動してしまいました。お腹の中にいる時からの慣れ親しんだ声に反応したんでしょうか?たまたまかもしれませんが、ちょっとした偶然が幸せを感じさせてくれます。

また先日チャレンジしてできなかった吸う力の確認をさせていただけました。
思ったより本当に力強く、指を吸ってくれてこれにもまたこの子の生命力を感じることができました。

帰り道、上の子供たちは赤ちゃんが退院してくる日のことをとても楽しみにしているようで、赤ちゃんの話題をひっきりなしにしては質問してくるという様子でした。
本当に退院できる日が待ち遠しく感じます。

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