2013年8月13日火曜日

私の親指におさまる小さな手 1000gの世界 NICU 15日目

29週での出産 1,000g以下の超低出生体重児の記録 生後15日目


体重965gにまた少し増えました。生まれて2週間、1000gへの道はまだもう少し先でしょうか。
妊娠期間でいけば、今は31週に入ったところぐらいです。ミルクもまた少し増えて17ccへと増えています。黄疸の数値は、今のところ上がりもしませんが、下がりもしないという状況が続いています。
このまま落ち着いてくれればと思います。

長いようで短かったこの2週間、親としてたくさんのことに向き合うことが多かったように思います。

順調に妊娠期間を過ごしていれば、気づかなかったこと、そしてたくさんの小さな命が生まれて懸命に生きているんだと考えさせられます。もちろん正規産で生まれてくる子供たちが絶対に大丈夫という保障もありません。また今は順調に成長してきていることも明日は違う可能性があることも現実です。妻は、早くに生まれてきた子にとても責任を感じているようですが、決して妻の責任になる部分などなく、こればっかりは誰もが想像できないことであるのは間違いありません。
そういった部分をしっかりとサポートできるようにと考えています。

今の私にできることはとても少なく、保育器で寝ている子供に手を添えてあげることしかできませんが、これだけでも子供は親の温もりを感じてくれているみたいです。
私の親指におさまる1000gの子供の手、私の肘から手首におさまる身長。本当に小さいのに全部自分と変わらない子供。

よく生きてくれています。無事退院できることを心から願っています。



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